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関の小万・与三郎・バースデー

 三重県の舞踊家から質問された「関の小万」についていろいろ調べたり、考えた。
 
 面白いのは、仇討をした関の小万も剣術の道場へ亀山に通ったし、もとの馬子歌に登場する関の小万はおそらく恋人(与作か?)に会うために亀山に通った。近松の「丹波与作」はこの馬子歌が先にあって創作された。
 伝説に残る仇討をした小万はこれより7、80年あとの人だから関の小万は二人いたことになるのだ。長唄に残っているのはやはりはじめの方の小万。
 質問はそれから先の歌詞についてだったが、ここまでわかれば、自然とまとまってきそうだ。

 デジカメを買った。来週、「与話情浮名横櫛」の取材で木更津へ出かけるためだ。与三郎や蝙蝠安のモデルになった二人はそれぞれ美声だったとある。そのお墓はともかくも見染めの海岸や景色を見て来たい。

 今日は世田谷パブリックで韓国演劇「胎」を見る。夜は娘らが私のバースデーを祝ってくれるらい。しょっちゅう集まったり飲んだりしているからと断ってはみたが、誕生日は別だの一言に押し出された。実は明日も師匠のバースデーで食事。21日も朝丘さんのバースデーに呼ばれた。
 今月はなにかが生まれるのか、生まれ変わるのか?
by nihon_buyou | 2009-07-11 10:28 | 伝統芸能・日本舞踊・能狂言
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