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(笑)

 「寝耳に水」ってよく言うけど、まさに一昨日はそんな言葉を浴びせかけられた日だった。
 何度思い返しても、いや思い返せば返すほど、自分の全人格を否定されたとしかおもえなくなる。
 もちろん相手はそんな深い意味で言ったわけではないのはわかる。が、よりによってもっとも自分らしい言葉の表現が非難された。
 
 何年か前、尊敬し続けていた人が、くだらぬ人の私への巧妙な中傷に乗せられ、心遣いの贈り物を突き返してきたことがあった。その時、全てが崩壊…盆暮れの挨拶はすれど、百年の恋の痛手はいまだに癒えずにいる。

 他人にとってつまらぬ事でも、小さな積み重ねで築き上げ、それが自分のキャラクターや人格、特徴にまですり替わっているものがある。どんなに自分勝手をしても、相手への感謝を絶対ないがしろにはすまいと努力してきたこと。わずかなジョークめかした言葉の中に相手への思いを込めること。これらは無意識でも「自分」が自分であるために守ってきたことだ。
 否定されて気がつくのは、これらの小さなこだわりが私にとってもはや「自分」という存在の代名詞になっていたということ。だから、私の発言がその場に居合わせた人々、あるいは当事者らの心の非難になっているさまを想像すれば、怖気と共に自分の存在すら消し去ってしまいたいまでの思いに発展するのだ。

 自分がいい気になって話している姿すらうとましい。
 表現する者の宿命ーー影を作らないことーー影が生まれてもそれすら光にすること。
 ブログーーー覚悟する遊び   (笑)ーーー作為丸見えのマークだが、なかなかのしたたか者
by nihon_buyou | 2009-04-29 09:05 | その他
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